作者本人が「私って私生活がそのまんまマンガに出ちゃう典型的なタイプだな…」と語るほどに、実体験を元にした作品が多いことが特徴の東村作品。
第1期は“東村アキコ”を知るための実体験エピソードが盛り込まれている代表作2作品をご紹介します。美大卒業後の経験をモチーフに描いた「ひまわりっ 〜健一レジェンド〜」、そして多くの共感を呼んだ自叙伝「かくかくしかじか」。さらに、第3期にご紹介する「ママはテンパリスト」。どの作品も実体験が元になっているからこそ、読者も違和感なく自分を重ねてしまいます。
ケース09〜16および壁面左は「かくかくしかじか」特集。日高先生の「描け描け」コーナーと題して、主人公アキコの恩師・日高先生が全身全霊を込めて教えてくれた「描け」というメッセージのあるシーンを集めました。
ケース17〜24および壁面右は「ひまわりっ 〜健一レジェンド〜」特集。健一のレジェンドの中から初期の印象的なエピソードを二つ抜粋しました。
ケース25〜32および映像モニタでは東村プロダクションの関係者や仕事の様子などを紹介します。
東村アキコの“原点”がここにある
ギャグマンガに開眼した初連載作品
見た目は大人、モデル級のプロポーションをしているのに、実は小学6年生の湯川ユカ。見た目と実年齢のギャップに加え、精神年齢は6歳という底抜けに明るく元気な女の子で、親友・みどりちゃん(古着屋の娘)のコーディネートで、毎日元気に登下校する。
東村作品に通底するドタバタコメディ的作風は、本作から始まり、恋愛が絡みながらもギャグ風味なので少女マンガ特有の気恥ずかしさはなく、男性でも読みやすい。
東村アキコの一言
この作品がキッカケでギャグを描くようになった
当時はラブストーリーを正面から描くのが恥ずかしかったから、主人公を小学生にしたんです。青臭いでしょ?(笑)第3話「ひなまつり」の話で、ユカ母が〝七人の侍びな〟を作るというギャグを描いたら、編集部内でやたらとウケて。アンケートの順位も3位に上がったんですよね。「これいいよ!東村さん、ギャグやりなよ!」となって、そこからギャグ方面に振り切って描きはじめました。連載の前半は宮崎で会社勤めをしながらだったので、憔悴しながら描いていましたね。
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
オタク女子×恋愛×ファッション
東村アキコの本気が詰まった代表作
おしゃれに縁がなかったおたく少女と女装男子が繰り広げる騒動を描いた物語。イラストレーターを志して上京したクラゲおたくの倉下月海が住むのは、昭和レトロな外観の男子禁制アパート「天水館」。住人はみな個性的なおたく女子で、自分たちを「尼〜ず」と称し、外部との接触を避け、まったりと楽しいぬるま湯のような日々を送っていた。そんなある日、女装男子・蔵之介との出会いから、運命の歯車が動き出す…。
単行本は累計390万部突破(16巻現在)。「ノイタミナ枠」にてアニメ化され、2014年12月には能年玲奈主演で実写映画化もされた。
東村アキコの一言
〜 今だから語れる『海月姫』のヒミツ 〜
『海月姫』は、私が初めて“プロの漫画家”として描いた作品だと思っています。しっかり準備してスタートした連載なんです。
私の中ではぶっちゃけ最初から「絶対いける!」って、妙な確信があったんですよ。実は最初の設定では、蔵之介は普通に女のコだったんですよ。でも当時の担当さんが「この美女の方を、男にしませんか?」って。当時はまだ「女装男子」という言葉もなかったし、主人公と恋に落ちるだろうヒーローが“女装癖の男のコ”とか、すごく斬新に思えて。私はオタクを描くのも得意だし「これは絶対、面白くなる!」と思ったんです。
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
ママたちの共感を呼んで大ヒット!
東村アキコを広く知らしめた出世作
多忙を極める作者が愛息・ごっちゃんの育児に奮闘する日々を描いたエッセイマンガ。
ごっちゃんの奇想天外な行動や発言とママの独特の対処方法が、育児という「答えのない難問」に不安をもつママたちに安心と笑いを提供。発売3日で増刷が決まる大ヒット作となった。育児経験のない人でも容易に想像して笑えるほど、育児の辛さを見事に“楽しさ”に転換した名作だ。
東村アキコの一言
私を大人にしてくれたターニングポイントの作品です。
もともとは出産報告がてら描いた8Pのエッセイ漫画がキッカケの、はっきり言って“手がかかっていない作品”なんです。なので、これまで必死で考えて描いたものの100倍、この作品が売れたことは正直ショックでした。でもそのおかげで「自分が描きたいもの」と「世間が求めているもの」が違うことに気付いたんです。言うなら、カラオケでアルバム曲を歌ってちゃ盛り上がらないのと同じですね。この作品がなければ、ずっと売れない漫画を描いていたと思います(笑)。
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
芸能人を目指し宇宙人の子どもが大奮闘
主人公のメロポンは、芸能界に憧れて宇宙からやってきた男の子。たまたま上陸した原宿のビルの屋上で暮らす便利屋のイケメン・若様を父親と慕い巻き込みながら、芸能界デビューをひたすら目指していくドタバタコメディ。
雑誌連載に加え「LINEマンガ」では全編カラーで掲載。単行本もオールカラーで刊行されている。
東村アキコの一言
シングルファーザーの物語を素直に描けばよかったかな。
旦那がごっちゃんと遊んでいるのを見ていたら、「シングルファーザー」モノが描きたくなったんですよね。『テンパリスト』が終わっても続いていた、ごっちゃんの面白い言動も描きたかったし。でも、そこに宇宙人とか芸能界とか、余計なものをいろいろ足しちゃった(笑)。今思えば、素直にシングルファーザーの物語を描けばよかったかも。「あ〜、世の中とズレたかな、私」なんて感じちゃいました(笑)。でも、私のコアなファンの方々は楽しんでくれたみたいなのでOKです!
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
絶世の美女を取り巻くさまざまな騒動を
描く非日常ラブコメ
主人公は絶世の美貌を持つ女性・紺野泉。しかし、“あまりにも美しすぎる”がゆえに、関わる男たちを不幸にし、女からは妬まれ、薄幸な人生を送っていた。故郷も家族も捨て、自らの命も投げ出そうとした際に、人気画家・青山仁と出会い恋に落ちる。しかし画家は稀代のプレイボーイ、かつ既婚者だった…。
泉を取り巻く本来は深刻な騒動も、東村作品でおなじみの寸劇を随所にぶち込みながら、絶妙なバランス感覚でポップに描く。
東村アキコの一言
美人を描くことを意識した作品ドラマの地上波再放送も希望!
「絵をちゃんと描く」「美人を誰よりも美人に描く」ことを意識した作品。当時は育児も落ち着いてきて、原稿と向き合える時間が増えたことが助けになりました。
ドラマは見事に原作のノリを再現してくれていて、嬉しかったですね。ただ、放送時間がロンドンオリンピックとモロに被っていたんですよ。出来がよかっただけにホントにもったいない。主演の菜々緒ちゃんが女優として今以上にブレイクしたら、夕方あたりに再放送してくれるんじゃないかと期待しています(笑)。
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
夢見る少女じゃいられない!!アラサー女子にリアルな現実を突きつける衝撃作
2020年東京オリンピック開催決定に沸き立つ東京を舞台に、アラサーの3人娘を描くラブコメディ。
主人公の倫子は33歳独身・彼氏なし。そこそこ美人で自分に自信もあるが、恋も仕事もなんだかうまくいかないことばかり……楽しみは仲の良い女友達との「女子会」。仲の良い女友達と飲んだくれながら「もし、あの時こうして“たら”」「こうして“れば”」とグチグチ盛り上がっていると、隣席の美青年に「タラレバ女!」とののしられ……。
東村アキコの一言
私に恋愛相談をするアラサー女性への答えです
私はアラサーの女性からよく恋愛相談を受けるんですが、みなさん「幸せはいつ来ますか?」と聞いてくるんですよ。みなさん、気付いてください!待っていて幸せがくるのは25歳まで!そこから目をそらすアラサーが多すぎるんです。「結婚したいのであれば、もはやトキメキは置いといて“一緒にいて大丈夫な人”と結婚しろ」って言い続けています。それでもピンとこない人が多いみたいで……。もう、まとめてみんなこの作品を読んで!全部描くから!
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
東村アキコが挑む本格大河ロマン
越後の虎、女・上杉謙信の一代記!!
時は享禄3年(1530年)1月。越後の春日山城城主・長尾為景の第3子が誕生する。頼りない嫡男・晴景に代わる後継ぎとして期待された赤子は…足が大きく元気な———姫だった。落胆する為景だったが、すぐにこの子を姫武将として育てる決心をする。寅年生まれの姫の名は「虎千代」。彼女こそ、軍神・毘沙門天の生まれ変わり。武田信玄がライバルと認め、織田信長が恐れた、戦国最強の武将上杉謙信、その人である!
東村アキコの一言
私がはじめて真面目に(!?)、苦労しながら描いている作品です
まさか自分が時代ものを描くことになろうとは……。虎というヒロインにひっぱられながら描いています。何の欠点もない完璧な女の人を一度描いてみたいと思って。マンガのキャラクターって何か欠点を作ると感情移入できるんですが、欠点の無いキャラクターがいてもいいじゃんと。マンガ家を20年近くやってきて出産と子育てを経験したから描いてみたくなった女性像かもしれません。宝塚の舞台になるのが夢ですね。
事件のカゲには食があり食の裏には
ナゾがある…食にまつわる探偵奇譚!
グルメなイケメン探偵、明智五郎を主人公にした物語。ワゴン販売の弁当屋を経営する小林一号(小林苺)をなし崩し的に助手としてしたがえ、くされ縁らしき上遠野警部に胡散臭がられつつ、食にまつわる事件を鮮やかに解決する。事件の影には常に、かつて明智に夫の浮気調査を依頼し、夫を殺害後、断崖から身を投げ行方不明になっている謎の女性「マグダラのマリア」の存在が…。
東村アキコの一言
まさか私が探偵もの、そして美食ものを描くことになろうとは……
次の連載がまったくノープランで、適当に「グルメもの…?」みたいな感じで。宝塚の好きな担当さんで、私が今では一番好きな「黒蜥蜴」(江戸川乱歩原作)の舞台に連れて行ってくれた方なので、探偵ものが一緒になって「美食探偵」。「タイトルムチャ振りか?」と思いきや、描いたらすごく楽しくて。マリアという描いたことないような悪役が出てくるんですが、すっごい好きです。
作者が大学を出たばかりの頃に描いた初期作品。「ひまわりっ」でも「かくかくしかじか」でも紹介されている。
東村アキコの一言
絵画教室の先生をやりながら教室で描いていた作品です。2人が行く海が、日高先生の教室のすぐ近くの海なんですよ。タイトルは担当編集さんが勝手に付けました(笑)。
『東村アキコ解体新書』より
東村アキコの赤裸々な自叙伝)
美大受験のために通うことにした絵画教室で出会った恩師・日高先生。
物語は、若き日の東村アキコ本人と日高先生を中心に、東村が「マンガ家になる」夢を叶えるまでの紆余曲折の人生を描く。“今の東村アキコ”が若気の至りそのものの青臭い言動に真っ赤な顔で入れていく痛烈なツッコミ。そして胸に残された後悔や「今だからわかること」を、日高先生に語りかける口調で書かれる叙情的なモノローグは、読者に様々な感情を引き起こし、多くの感動を生んだ。
東村アキコの一言
漫画家になるには“描くしか”ないと気付いてほしい
よく「働き過ぎ」と言われるのですが、私が今の仕事量をまるで苦に思わずに捌けているのは、日高先生のスパルタ教育があったからだな…と、この作品を描いて改めて感じました。絵に比べれば漫画を描くことなんて、楽しくて仕方がないんですよ(笑)。あと、私のところにはよく漫画家志望の子が相談に来るのですが、「どうすればいいですか?」と言われても「そんなの、描くしかないでしょ」としか言えない。もうなんか「みんなまとめてコレ読んで!」って気分です。
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
父・健一に関するエピソードはほぼ実話!東村アキコの初の週刊&青年誌連載作品
作者の美大卒業後の経緯を元に、実話を交えながら描かれたギャグマンガ。
物語は、アキコと植木屋の健一(健一2号)の恋物語だが、実父・健一(健一1号)のレジェンド級の実話エピソードが随所に織り込まれ、周囲に爆笑と恐慌をまき散らす!特に後半はストーリーそっちのけで、生ける伝説・健一1号に負けずとも劣らない強烈な脇役たちが自由に暴走していく先の読めない展開に…。
“ドタバタギャグ”と“実話をもとにしたエピソード”という東村作品の大きな二つの特徴が備わった本作。その物語の疾走感から「東村作品の最高傑作」と語るファンも多い。
東村アキコの一言
疾走しながら描いた作品
こんなのもう二度と描けない
漫画家として初めて「最終回」にきちんと向き合って描いた作品です。また、この時期は育児のピークともろ被りだったので、とにかく寝られなくて一番つらかった時期でした。初の週刊連載だしテンパった頭で描いていたので、自分でも何を描いたかほとんど覚えていないんですよ。デザイナーさんには「クスリやりながら描いてんじゃないか?」って本気で言われたりして(笑)。ひたすら勢いで描いたこういう作品は、もう一生描けないんじゃないかと思いますね……。
「東村アキコ解体新書」(講談社)より
2004年に「学舎オーバードライヴ」が第72回週刊少年マガジン新人漫画賞入選、『マガジンSPECIAL』に同作が掲載されデビュー。現在『週刊少年マガジン』にて「リアルアカウント」(原作:オクショウ)を連載中。ほか『この彼女はフィクションです。』(講談社)『CHIMES〜チャイムズ〜』(講談社)など。
東村アキコの一言
はじめてお金を払って外部から呼んだアシスタントさん。18、19歳くらいでした。絵を描くのが大好きな人。「きせかえユカちゃん」の50ページスペシャルを2人で3日で描いたことがある。あれはすごかった。どうやって出来たのかいまだにわからない。
2010年『モーニング』公式ウェブサイトにて配信の「ZUCCA×ZUCA」でデビュー。このタイトルは東村のアイディア。ほか『れもん、よむもん!』(新潮社)、『タクマとハナコ』(文藝春秋)など。東村アキコとは宮崎県の絵画教室にて講師と教え子の関係であり、「かくかくしかじか」にも登場する。
東村アキコの一言
「かくしか」で日高先生を描くことをすすめてくれたのは彼女です。地元の美術教室の後輩で、うちのアシスタントやOLをやっていた時期もあって。マンガの道に進むと思っていなかったので、マンガの業界に来てくれてとても嬉しかったです。
単行本『キツネノ木ノ葉』(白泉社)ほか、『LaLa DX』などで活動中。
東村アキコの一言
何を描いてもうまいのですが、東村プロダクションの動物や虫を描くときはいつもお願いします。「ひまわりっ」の「アリとアブラムシのような共生関係」のシーン(注)は春野さんが描いてくれました。(注)『ひまわりっ』第62回「黒の秘密」
コミックアプリ「マンガボックス」で『スイートビター』(作画担当)を連載中。単行本は『スイートビター』(講談社)、『なぎさ@ホーム』(エンターブレイン)、『本日、あかね日和』(ほるぷ出版)など。
東村アキコの一言
少女マンガで今活躍している、絵の本当に上手な方です。一緒に嵐にはまったりK-POPにはまったり、とても仲のいいオタ活トモだちになりました。
『duet』(ホーム社)連載中の『東村アキコのテンパってるJ』弟子担当。「一路凛」名義で少女漫画を執筆。Amebaブログ(http://ameblo.jp/moriyamazi/)にて「4コマ育児日記」掲載中。
東村アキコの一言
東村プロでは将棋でいうところの「飛車・角」。トーンの魔術師。美少年を描くのが専門で、美少年トーンだとスーッと貼ってくれます。うちの新人育成係でもあります。
『魔法坊主 三休』(月刊少年ガンガン増刊ガンガンパワード)でデビュー。『全員集合ギャグって!!ロックマン!』(ファミ通DS+Wii)、『バリバリクラッシュ カニタマくん』『はたらけっ!アリンチョくん』(別冊コロコロコミック)など。現在、別冊コロコロコミックspecial にて「Splatoon(スプラトゥーン)」連載中。
東村アキコの一言
うちで唯一の児童誌の作家さん。締切近くの時、大変なところをいつもやってくれていました。メカとか。忙しくなって、今はもう来てもらっていないのですが、本当に苦労をかけました。
2015年、スピリッツ賞入選作「ユーレイのさおりさん」(月刊!スピリッツ)にてデビュー。
2016年より同誌にて「カブちゃん」連載中。
東村アキコの一言
去年入った、東村プロのアイドルです。痩せた白シャツスカートの純朴な子なんだけど、行動が時々おかしいんですよね。ネームをみたとき「これまた天才が来た」と。老後は彼女のアシになろうとみんなで言ってる、うちのリーサルウェポンです。
2006年ごろから東村プロにてアシスタントを務める。東村アキコのすすめにより宝塚のDVDを鑑賞、以降宝塚の熱心なファンとなる。現在東村プロのアシスタントと並行し、銀座にて宝塚barミロワールを経営。
東村アキコの一言
東村プロダクションの将棋でいうところの2人の「金」のひとり。時代劇の背景など、もうひとりの「金」伊藤さんとともにがんばってくれています。
うちのアシ以外に、ヅカバー「ミロワール」を経営し宝塚とともに生きることも彼女の仕事です。
東村アキコの一言
東村プロダクションの「飛車・角」のひとり。新人教育や、カラー原画の色の指示や修正指示なども、今ははまさんとヤマジに頼りまくっています。
2011年、「はらぺコマチ」が第60回ちばてつや賞一般部門佳作を受賞。同作が『モーニング』2012年8号に掲載されデビュー。ほか読み切り「入浴王」や短期連載「千客半来シリーズ」(いずれも『モーニング』)など。
東村アキコの一言
東村プロダクションの、将棋でいうところの2人の「金」のうちのひとり。とにかく背景をありえないスピードで描く。トーンとかも伊藤さんより早い人はみたことがないってみんな言ってます。今いなくなると一番困る存在かも。青年系の硬派なマンガを描いていて、実力派です。
『ジャニヲタあるある』(アスペクト)、『ジャニヲタ談話室!』(イースト・プレス)、『お客様に鉄ヲタはいらっしゃいませんか?』(リイド社)などの作品でイラストレーターとして活動中。Amebaブログ(http://ameblo.jp/nihipon)にて「にひ&いっぺい にひパパの育児絵日記」を掲載中。
東村アキコの一言
私と双子のように趣味が一緒な人。「メロポンだし!」のカラー着彩他、彩色をいつも担当してもらっています。「主に泣いてます」の舞台、向島にたまたま2人で取材に行ったときに、つげ義春のマンガに出てくるメッキ工場みたいな工場がたくさんあって、2人ともつげ義春が大好きなので撮りまくりました。
大阪府出身。2010年に「きのこいぬ」が『月刊COMIC リュウ』主催の第7回龍神賞「銅龍賞」を受賞。同作品が『月刊COMIC リュウ』2010年9月号に掲載されデビュー。「きのこいぬ」は現在も同誌にて連載、単行本は第6巻まで発売中。
東村アキコの一言
楽しい子で、一緒に笑い転げながら描いていました。K-pop友だちになって一緒にコンサートに行ったり、息子が3歳くらいのときにたくさん遊んでもらいました。うちに来たころは「描けない」と言っていました。だから「きのこいぬ」の単行本が出て、1巻のサイン会に行ったら、サイン会の看板をみただけで、感激でドーッと涙がでました。
大阪府出身。萩原天晴原作『さぼリーマン 飴谷甘太郎』(講談社)の作画を担当。現在「カケザル 野球賭博編」(『月刊キスカ』 作画担当)、「グラゼニ女子」(『モーニング』 作画担当)を連載中。
東村アキコの一言
関西出身の気さくなイケメン。東村プロのムードメーカー。彼が来てから、みんなが大衆酒場にはまり、うちの飲み会がものすごい頻度に。飲み仲間系アシ。技術もすごくあります。今でも時々来てくれています。
「さぼリーマン 飴谷甘太郎」(講談社)原作を担当。ほか『月刊ヤングマガジン』にて連載中の「中間管理録トネガワ」原作も担当。
東村アキコの一言
宮崎の中高一緒の後輩だというので「それならうちにアシにおいでよ」って言ったら、すき家のバイトをやめて来たんです。当時別のアシさんが、この子のネームをみて、「もうマンガ家あきらめますわ」っていうくらいおもしろくて。いまや「中間管理録トネガワ」の原作先生様になっちゃって、うちで一番下っぱだったので「あの萩原が先生〜?!」って。親戚の子みたいな感じです。
「海月姫」は2010年に監督:大森貴弘、制作:ブレインズ・ベースでアニメ化。フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された。2014年には、能年玲奈主演で実写映画化。監督:川村泰祐、配給:アスミック・エース。
また、「主に泣いてます」は2012年菜々緒主演でテレビドラマ化された。フジテレビ系列土曜深夜枠。
2017年1月には吉高由里子主演で「東京タラレバ娘」がドラマ化。日テレ系列水曜ドラマで放送予定。
「ひまわりっ 〜健一レジェンド〜」
「かくかくしかじか」
「探偵ぷっつん物語」
東村アキコが、小学5年生の時にマンガクラブの仲間6人と描いた合作。制作期間半年の大作です。ストーリー・コマ割り・背景などほとんどの部分を東村アキコが構成し、1人1キャラ人物部分に絵を入れています。表紙の真ん中のピンクのドレスの女の子が、東村アキコが描いたキャラクターです。
東村プロダクション紹介
東村アキコは、プロダクションを運営し大勢のアシスタントとともにマンガを制作している。その合理的かつアットホームな様子は、マンガ業界、特に女性マンガ家ではあまり類を見ない。高い作家性とともに、全体を統率するプロデュース力と指導力にも恵まれていることが、東村アキコが15年以上ヒット作家であり続けている秘訣ではないか。
東村アキコより
うちは勤務時間は11:00-19:00です。今、アシスタントさんとして登録しているメンバーは36人います。アシスタント代は全員一律。時給です。毎月アシさんが一番入る日を締切日に設定して、その日までに下絵があがるようにします。アシスタントさんの日程は、プロダクション用のLINEグループがあってそれで入れる日を挙げてもらって調整しています。マンガ家さん同士の飲み会や集まりなどで、マンガ家志望者や、デビューはしているけどマンガでまだ独り立ちできない子などに声をかけます。紹介などもありますね。うちがうまくいっているのは、完全に人海戦術です。それに、うちのアシスタントさんは、はっきりいって全員天才です。全員プロデビューしてもらおうと思ってます。
「かくかくしかじか」ネームおよび原画
実弟・森繁拓真
「ひまわりっ 〜健一レジェンド〜」で度々登場する、実弟・タクマ。
物語の中でタクマがマンガ家の道を目指すエピソードが描かれていますが、のちに本当にマンガ家になっています。そのマンガ家こそ、大人気コミック「となりの関くん」の作者・森繁拓真なのです。
「いいなりゴハン」は毎回、姉・東村アキコの指定してきた店に弟・森繁拓真が取材し描かれたグルメマンガです。